一杯3ルピー。
格安で至福の時間をもたらしてくれる南インドのミルク珈琲。
珈琲の入ったコップを高々と持ち上げて、もう片方のコップ落とし込むこと数回。名人芸で泡立った珈琲が目の前に出される。
どこの国へ行っても、珈琲を飲みに行くのは何よりの楽しみだ。日本から遠い国へ旅に出て、珈琲を飲みながらゆったりした時間を楽しむことほどの贅沢はない。
今まで過ごした沢山の珈琲タイムの中でも、南インドのそれは印象に残っている。何よりも珈琲屋のおやじの名人芸。どの店のおやじも、鮮やかな手さばきで泡立ちの逸品を運んでくれる。
インドならチャイ、という人も多いと思うが、南インドは珈琲が良い。おやじの名人芸に感心したら、あとは至福の時間を楽しもう。
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