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読書と出逢い

最近、『理科系の作文技術』(木下是雄著 中公新書)という本を読みました。この本は初版が1981年。新書としては、かなりのロングセラーです。文章技術に関する著作は、近年になって、書店でも目につくようになりました。しかし、僕がそれらのいずれでもない、20年以上も前に出された木下氏の本を手にしたのは、山本夏彦翁の紹介(『完本 文語文』(中公文庫))によってです。
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芸達者

この週末、結婚式の2次会に行ってきました。20代後半から30歳にかけての期間は、誰でも結婚式へ招かれる機会が増えるもので、一般に、式が終わった後の2次会は、独身の男女にとっては出逢いの場、と言われるようです。しかし現実には、出席者全員が良い思いをするとは限りません。
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橋本治著『上司は思いつきでものを言う』読後感

近頃よく売れている集英社新書『上司は思いつきでものを言う』を、思いつきで買ってきました。その前に読んでいたのが、何だか難しい本だったので、骨休めも兼ねてのチョイスです。

 上司の思いつき発言に振り回される部下は、世の中にたくさんいます。かく言う僕は、「今仕えている上司の発言は単なる思いつきでもないらしい」、ということが去年くらいに判って、あまり振り回されずに済んでいます。しかし、今後「思いつきでものを言う上司」にぶつかったり、自分が上司になったりするのは確実なのですから、その心理を考えるのも面白いと思います。
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これまでの十年、これからの十年

10日前に、三十歳になりました。二十代のうちは、三十代を迎えることなど想像がつかないものですが、“その時”は、本人も知らぬ間に、何ともあっけなく訪れるものです。この間まで学生だったのに、と嘆いてみても、時間は元には戻りません。
 「三十路」という言葉は、あまり良い意味で使われることはないでしょう。より若い者が三十歳を過ぎた者を揶揄するとき。また、もはや若くない(?)年齢に達した自身を自嘲して云うとき。少なくとも、青年から壮年に移る一つの節目であることに変わりはありません。
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