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山形の春(3)−ふるさとのシンボル月山を望む

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ふるさとには、何かしらのシンボルがあるものだ。山だったり、川だったり、神社だったり、温泉だったり。

で、わがふるさとのシンボルは何かというと、万年雪を戴く霊峰月山。
月山は出羽三山の主峰。昔から女人禁制の信仰の山として知られていた。聖徳太子の時代、都で政争に敗れた王族が開いたというから、開山1400年ということになる。

江戸元禄期には、松尾芭蕉が奥の細道を行く旅の途中、月山の山頂にたどり着き、こんな句を詠んだ。

雲の嶺 幾つ崩れて 月の山

芭蕉も訪れたふるさと、芭蕉も登った月山。子供のころから月山を眺めて育つふるさとの人々の真ん中に、いつもこの山があるのだ。

何ヶ月ぶりかの帰省。山形駅から車でふるさとへ向かい、やがて市街地を抜けると、いつも月山の雄大な姿が目に飛び込んでくる。すると、「あぁ、また帰って来たんだな」と感慨を憶えないことはない。

それだけ、この山はふるさとを象徴している。
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