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子供は何でも知っている

『最後の波の音』

夏彦翁の著書『最後の波の音』(文春文庫)に、「子供は何でも知っている」という小文があります。

いちおうダイジェストすると、

子供は胎児のころから母の言葉を、出産後の1年は今度は母だけでなく他人のあやす言葉、飽きると母と他人が話し合っている言葉を聞いている。…
自分そっちのけで大人同士興じているとむつかるのを見ると、人は永遠に自己中心でないと機嫌が悪いのだなと分かる。だから赤子の片ことは氷山の一角で、その水面下には片ことの何倍あるか親どもは知らないのである。

というお話。

ただいま子育てが始まって10ヶ月ですが、自分の娘を見ていると、なるほどなぁと思ってしまいます。いやはや、子供は何でも知っている。

言葉にならないだけで、腹が減ったとき、暇なとき、嬉しいとき、うなり声またはうめき声を、娘はそれぞれ使い分けている。ごくまれに(?)夫婦げんかでにらみ合っていると、両親の顔をまじまじと黙ってうかがっている。毎朝出勤の時、妻が「行ってらっしゃい」というと、その横で手を振っている−。

まだ口もきけないと思って油断していたら、こっちの話すことは想像以上に理解していて、身振り手振り、うめき声、わめき声、泣き声その他できる限りのやり方でレスポンスしてくるんですね。

さあ、これから子育てだと思ったときには手遅れだった、なんてならないように、心して育てなくちゃいけません。
コラム・雑記 | comments (2) | trackbacks (0) admin

Comments

あき | 2008/09/02 09:09 AM
毎日お疲れ様です。
10ヶ月でも、かなりわかるんですね。
両親の顔をまじまじと伺う
さまざまなレスポンス方法がある…
さまざまな情報を吸収してるというのがわかりました。
なんだか感激です^^
HARU | 2008/09/04 10:22 PM
こちらにもコメントありがとう。

子供は10ヶ月でもかなり変わります。このレビューを書いてからでも、日に日に言葉が解ってきている感じ。反応する言葉が着実に増えています。

娘の前で良からぬ話をしたら、ちゃんと聞いていたりして(笑)。乳児でも油断できません。

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