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思考の整理学

最近、どうも知的生産性、思考の効率化のようなものに興味が。この歳でも職場ではまだ「若手」扱いなので、いろんな雑務をスピーディーにこなすことが求められるんです。この本も、そんな興味から、駅の小っちゃい本屋で手にしたもの。頭をすっきりさせて、効率的な知的生産−と行きたいところです。

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初版は20年以上も前だから、もうこの分野では古典の部類に入る本書。20年前といえばまだパソコンが普及していなかった時代だから、頭の使い方や情報の整理術は今とはかなり違いがあるはず。にもかかわらず、今も読み継がれるのは、それなりの理由があるに違いない。そう思って読んでみたら・・・。

世の中、企画力、発想力、想像力が求められるというけれど、そのための環境を作るにはどうすればいいか。外山先生が、いくつかのヒントをやさしく書いていました。

とくに難しいことは、言ってない。下に書いた、格言のような「思考の整理術」が並んでいます。

・朝飯前の時間を有効に使え
・アイデアや素材は寝かせておいて発酵を待て
・知のエディターシップを働かせよ
・よく忘れ、よく寝て頭の中を整理せよ
・とにかく書いてみよ
・友人は褒めてくれる人を選べ
・職の垣根を越えて人と付き合え
・体験、経験に根ざした知的活動を心がけよ

ほら、どれも納得の整理術ばかりでしょ?

特に、「体験、経験に根ざした知的活動」がどんなに大切かは、僕ら旅人がよく知るところ。今まで旅をした国が、想像通りだったなんて一度もありません。「思考の整理」のためにも、机に向かってばかりじゃダメなんですね。

ちなみに、著者の外山滋比古さんは、わがふるさと西川町のまちづくりアドバイザーも努めていた人。ということは、僕にとってもまんざら赤の他人ではありません。ふるさとのために貴重なアドバイスをくれた外山先生の教えを、仕事にも生かしたいと思います。
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