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富士山の麓の隠れスポット

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長崎へ社員旅行の後は、出張で富士河口湖へ。

こうして改めて富士山を見ると、さすがにため息がでるほど美しい。
万葉の時代から日本人に親しまれてきたのも納得できます。
さて富士河口湖町は5年前に3つの町村が合併してできた町。話によると、年間900万人(!)の観光客が訪れているそうです。富士山に登るため、外国人もかなりの数に登るとか。こうして改めて眺めてみると、「ようこそ!JAPAN」の政府キャンペーンでも格好のシンボルになりますね。

せっかくなので、富士河口湖町の観光スポットをいろいろ紹介したいところでだけど、今回は出張ということで、行ってきた場所は限られる

で、町の案内で訪れたのが、「西湖いやしの里根場」。

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富士五湖のひとつ、西湖一帯は、昔、かやぶき屋根の民家が並ぶ集落が広がっていたエリア。それが、昭和41年の災害で土石流に流されて甚大な被害を受けます。そんな悲しい歴史を後世に伝えるため、18棟のかやぶき屋根建築を再現したもの。

そのうちのいくつかは、手漉き和紙の工房、紬と布の工房、つるし雛の工房などになっていて、職人さんたちがこの地域の民芸を見せてくれます。どの工房の作品もけっこうよくできていて、観光地の土産物にしてはレベルが高い。

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ただ、全体によく整備されているのだけど、積極的にPRをしないこと、町の中心からかなり奥まった場所にあることもあって、年間の来場者数は18万人にとどまっているのだそうです。(900万人も来る町にしては少ないですね)

場内には、このスポットを造るきっかけになった昭和41年の災害の様子を手にした建物も。災害は本当に酷かったようで、集落がほとんど壊滅状態と言ってもいいくらいだったことが、展示品、写真などから分かります。

確か、富士河口湖は災害対策にも力を入れているはず。「癒しの場」というのも良いけれど、悲惨な歴史を訪れる人に伝えることに、より力点を置くというのも一案かな、という気がします。

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