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フューチャリスト宣言(梅田望夫/茂木健一郎 ちくま新書) 

フューチャリスト宣言本の話が多くて恐縮ですが、今日も一冊ご紹介。

シリコンバレー在住のご存じ梅田望夫と、脳科学者・茂木健一郎の対談本『フューチャリスト宣言』(ちくま新書)が非常に刺激的でした。だいたいこの2人が対談したらどんなことになるんだろうとワクワクしてしまうのだけど、やっぱり期待どおりの内容。
サラリーマンになって9年目。自分もすっかり“組織”の一員なのだけど、これからの時代、それじゃ輝けないという2人の指摘に激しく共感してしまいました。

もともと旅人というのは自由・個人を志向する人種。組織人になりきるというのは性に合わないんですね。反逆してもしょうがないけれど、サラリーマンでいながらも、“個人”と“組織”をどうバランスさせるかで、いつも悩んでいたりします。

どこかに属していることで完結する自分なんてつまらないものね。

インターネット、とりわけブログは、“個人”を表現するためには確かに有効なツールといえます。ブログを書いているから、即、個人を実現している、というわけではないけれど。

ところで、今ウチの会社でビジネスブログをやってみようという試みが進行中です。今どきビジネスブログなんて珍しくありませんが、PDFファイルをアップするのが中心だったウチのサイトからすれば大きなステップ。

やりようによっては、大きなPR効果が出せるかもしれない。

今でも“個人”が表に出ることは御法度のウチの組織の中で、ブログがどこまでなじむかという問題はありますが。

この企画を進めているのは他ならぬ自分で、もし実現すれば、書き手の役回りは企画主ということになるでしょう。親近感を持ってもらうためには“パーソナリティ”を大切にしたい。けれど、“組織”のワクはずせない。

“個人”と“組織”の狭間で、試行錯誤の仕事になりそうです。
映画・読書 | comments (2) | trackbacks (1) admin

Comments

hiro | 2007/07/28 01:10 AM
この本、俺も読んでみるよ。
一応俺も社会にでて4年目をむかえ次のステップが見えてきたこのごろ、個人と組織の狭間というやつを考えるようになったよ。確かにどうバランスを取っていくのかってのが重要で、そこを間違えると組織の中での立場があまりよろしくなくなるわけで・・・
山形帰ったら色々とご指南ください。
HARU | 2007/07/28 09:01 PM
ぜひ読んでみて。いろんな刺激が得られます。

反逆するのは良くないけれど、言うこと聞くだけの人間になったらつまらない。組織の外に出ても、自分の名前で戦えるようにならないとね。ジイちゃんがまさにそうだったでしょう(笑)。

Trackbacks

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本「フューチャリスト宣言」 | 富久亭日乗 | 2007/07/30 10:18 PM
 ちくま新書656、梅田望夫、茂木健一郎           ※ インターネットの進化はめまぐるしい。ちょっと目を離していると、ウイキペディアだのユーチューブだのという新しいサービスが登場している。この本は、そうしたネットとの積極的なかかわり方の指針を示した対談集だ。 もちろんインターネットには良い点...