<< July | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

バスと鉄道と

 パック旅行でない1人旅では、現地の公共交通機関を使っています。パルミラから乗って、パンクして途中で放り出されたのも現地の人が利用する路線バス。車社会が不十分な国では、どこもバスや鉄道などの路線が網の目のように発達して、日本人には信じられないくらい安い値で移動することができる。バスや鉄道の旅は貧乏旅行の醍醐味のひとつです。
続きを読む>>
アラビア紀行 | comments (2) | trackbacks (0) admin

5.アラビアの古代都市

 貧乏旅行にトラブルはつきものとはいえ、道半ばにしてバスのタイヤがパンクして、乗客もろとも退去を命じだれたのは、僕もはじめての経験だった。通りかかったセルビス(乗合タクシー)にヒッチハイク同然で飛び乗ったのは上首尾だったが、言葉の通じない運転手に行き先を教えるのに苦心惨憺。バスターミナルに無事到着した時には、自らの幸運を思わずにはいられなかった。
続きを読む>>
アラビア紀行 | comments (0) | trackbacks (0) admin

4.幻の隊商都市

 中東有数の観光名所として、世界中にその名を知られているのが、パルミラ遺跡である。ダマスカスからバスに乗って3時間、茫漠たる砂礫の原に忽然とその姿を現す遺跡群は、壮観というほかはない。7年前に、時の村山首相がこの遺跡を訪れて、修復事業に対して日本政府も協力を惜しまないことを約束したらしい。
続きを読む>>
アラビア紀行 | comments (2) | trackbacks (0) admin

ダマスカスの魅力

 まだ始まったばかりの『アラビア紀行』ですが、ここでちょっとダマスカスについて一言。日本人には耳慣れぬ都市ですが、イラクの首都バグダット、聖地エルサレム、ペルシアの都イスファハンなどと並んで、歴史の香りに満ちたほ魅力的な町です。「ダマスカス」という響きが、旅愁を誘いますよね。都市そのものが世界遺産になっています。
続きを読む>>
アラビア紀行 | comments (2) | trackbacks (0) admin

3.ウマイヤド・モスク

 メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐイスラム第4の聖地として、全世界12億人に上るムスリムの尊敬を集めるのが、ダマスカスのジャーミー、ウマイヤド・モスクである。今も堂々たる聖地として常不断、世界中から巡礼者が絶えることなく訪れる。
続きを読む>>
アラビア紀行 | comments (0) | trackbacks (0) admin

2.ダマスカス入城

 僕のガイドブックには、最初に「アラブの魅力、それは時間の流れが非常に穏やかなことではないだろうか」云々という文句がある。成田を出て20時間、ついに憧れのアラブに到着して、僕は劈頭(へきとう)一番にこのアラブの魅力にブツかった。
続きを読む>>
アラビア紀行 | comments (2) | trackbacks (0) admin

アラビア紀行を連載します

 突然『アラビア紀行』が始まったので、さる読者から「HARUさんアラビアにお出かけ?」と質問を受けました。いえいえ日本にいます(笑)。ライブドアのメール問題で揺れる永田町で働いてます。
 このブログは「旅のすきま」と銘打って「旅」をキーワードにしているので、過去に旅先で書いてきた紀行文を、気が向いた時に連載していくつもりです。
 で、今回は2002年夏のシリア・ヨルダンの旅で書いたもの。今はムハンマドの風刺画問題で混乱していますが、アラブの素晴らしさが少しでも伝わればと思います。
続きを読む>>
アラビア紀行 | comments (2) | trackbacks (0) admin

1.KL403便ダマスカス行き

 訳あってほとんど寝られずに飛行機に乗り込んで、11時間余のフライトの後に降り立った場所の時間が午後の3時をまわったばかりという時の心持ちというのは、何だか妙なものだ。しかも欧州先進国の国際空港だけあって、その規模たるや実に広大。僕のようなバックパッカー風情には右も左も分からぬ有様で、ようやくチェックインカウンターでダマスカス行きのチケットを手にした頃には息も絶え絶え。ついにはそばにあったカフェのソファーにへたり込んでしまった。
続きを読む>>
アラビア紀行 | comments (0) | trackbacks (0) admin