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ささやかながら

子供の頃は誰にでも夢がある。そして、それはあんまり実現しないものだ。

僕の場合は、「巨人軍の4番バッターになりたい」という野球少年の月並みな夢。その夢はご多聞にもれず同い年の松井秀喜に譲り、少し分別がつくようになってからは「もの書きになりたい」という夢を持つようになった。ささやかながら、それがこの間かたちになった。
かたちになった、というのはウチの会社が出している機関誌へのレポートの寄稿。2月に隠岐の島を取材したときの内容を記事したものだ。

一般の書店で手にすることはできないけれど、それなりの冊数が全国の町や村へ送られている。どんなものであれ、署名入りで自分の文章を出せるのは、もの書き見習いとしてはやっぱりうれしい。

機関誌への寄稿は、実は2回目。前回は通潤橋で有名な熊本県山都町の記事。8時間くらいインタビューして、山都町の文楽を生かしたまちづくりをレポートした。

今回は、前回の誌面から写真のキャプションや中見出しなども少し工夫。前回よりも良い誌面になった。(まもなくサイトにアップされるはず)

隠岐では3日間で都合6時間のインタビュー。エコツーリズムをテーマにして地域おこしに取り組む様子をレポートしたのだが、それだけの話を限られた文字数(約4000字)で文章にするのは難しい。

とは言え、読者にとって4000字の読み物は決して短くはない。リズムがあって内容がアクティブでなければ、最後まで読んではもらえない。

「世の中に800字で書けないことはない」という夏彦翁の境地に到達するまでは、まだまだ長い道のりのようだ。
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